イタチ

チョウセンイタチは昭和初期に毛皮のために輸入された外来種。在来生物の二ホンイタチとくらべ大きくなります。 天井裏に侵入し、糞尿による被害を起こします
性格は凶暴でネズミや小鳥、魚などを捕食し、養鶏所に侵入しては自分より大きなニワトリを襲うなど様々な被害をおこします。
● こんな被害があればイタチがいるかも・・・
・養鶏所の鶏や池の魚が襲われた
・天井裏や壁内からバタバタという物音が聞こえる
・天井にシミが出来ている。シミから悪臭がする。
・屋内の食料や畑、家庭菜園の作物が荒らされている。
発生しやすい場所
小屋裏、天井裏、床下、壁内
アライグマ

北アメリカ原産の特定外来生物。ペットとして輸入されてていたものが凶暴な性格から飼育が難しく大量に捨てられ、日本各地で野生化しています。
捕食対象が小哺乳類から魚類・鳥類・両生類・爬虫類・昆虫類、野菜・果実・穀類と非常に幅が広く、数々の固有在来種に被害が及んでいます。
糖度の高い作物を好み、トウモロコシ、飼料、養殖魚、メロン、スイカ、イチゴ などへの食害が報告されています。
アライグマ回虫と呼ばれる寄生中を体内に持っていることが多く、糞便を通じてヒトやネズミなどに感染することがあります。
● こんな被害があればアライグマがいるかも・・・
・ゴミが荒らされている
・天井裏や壁内からバタバタという物音が聞こえる
・天井にシミが出来ている、シミから悪臭がする
・屋内の食料や畑、家庭菜園の作物が荒らされている
発生しやすい場所
天井裏、床下、果樹園、雑木林、農耕地、河川などの水辺
タヌキ

日本全国の郊外の住宅地周辺から山地まで広く生息する夜行性の動物。雑食性で鳥類、昆虫、ネズミを捕食する他、農作物や果物を食い荒らしたり、民家のごみをあさるなどの被害も。
タヌキは「ため糞」といって一カ所にまとめて糞をする習性があり、強烈な臭いがします。
疥癬(かいせん)症を患ったタヌキがペットの犬や猫と接触すると、感染してしまう恐れもあります。
● こんな被害があればタヌキがいるかも・・・
・ゴミが荒らされている
・作物が食い荒らされている
・庭や畑の同じ場所に糞をされている
発生しやすい場所
果樹園、雑木林、排水溝、床下など
鳥

ビルや家屋の屋根や軒先、ベランダに巣を作り、糞を落とします。ドバトの糞には「クリプトコッカス症」「オウム病」「サルモネラ食中毒」等の多くの細菌が潜んでいて、感染すると、結膜や気管支炎などの原因になります。
● こんな被害があればご相談ください!
・ベランダや敷地内に鳩が巣を作っている
・洗濯物や駐車場などを糞で汚された。
・庭や畑の同じ場所に糞をされている。
発生しやすい場所
庇、出窓、ベランダ、倉庫や工場の天井など
ヘビ

ヘビの仲間は南極大陸以外の世界中に生息し、様々な種類が存在します。
その中でも、民家の近くで見かけられるヘビを紹介します。毒蛇でなければ人に対する被害はありませんが、無毒のヘビでも飼っている小鳥やハムスターを襲うなどの被害も多数相談いただきます。
ヘビを見つけたけど種類の見分けがつかない場合は無暗に手を出さず、アクト・鈴木へご相談ください。
ヘビの種類
<アオダイショウ>
無毒。全長100-200cm。民家の周辺でよくみられる。昼行性でネズミなどを捕食。
<シマヘビ>
無毒。全長80-150cm。4本の黒い縦縞模様が特徴。危険を感じると尾を地面に叩きつけて威嚇する。
<ジムグリ>
無毒。全長70-100cm。体色は赤みがかった茶褐色。低い山や草原、水辺に生息。
<ヒバカリ>
無毒。全長40~65cm。吻端から口角、頸部にかけて白や淡黄色の斑紋が特徴。低山地の森林や平地に生息し、魚類やカエルを捕食する。
<シロマダラ>
無毒。全長は35~70cm。体色は淡褐色で、黒褐色の横縞が入る。低山地の森林に生息し小型爬虫類を食べる。
<タカチホヘビ>
無毒。全長30~60cm。体色は褐色で背中の正中線上に黒い縦縞が入り、虹色の光沢のあるウロコが特徴。
<ヤマカガシ>
有毒。全長70~150cm。渓流や水田、畑、河川林に生息。毒には止血機能を阻害する作用があり、全身に及ぶ皮下出血や内臓出血を起こし、重篤な場合死に至ります。
<ニホンマムシ>
毒性が強く咬傷の死亡率は、0.3%~0.4%程。全長45~80cm、茶褐色のずんぐりした体と先端が尖った三角形の頭、銭型の楕円形の斑紋が特徴です。
害虫・害獣の種類別に発生しやすい場所の特徴を紹介しています。